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[ つまらないほど手堅い続編 ]

2010年01月16日 06:45
Nintendods
ラストウィンドウ 真夜中の約束
任天堂
アドベンチャー
2010年01月14日発売 4,800円[税込]
レビュアー評価

■開発:CING(シング)
  プロデューサー:宮川卓也
  ディレクター/キャラクターデザイン:金崎泰輔
  シナリオ/ゲームデザイン:鈴木理香
■アニメーション制作:神風動画
[ セーブデータ数:3 ]
[ 振動カードリッジ対応 ]

独特なタッチの手書き風アニメーションが話題を呼んだ、
任天堂×CINGのアドベンチャー「ウィッシュルーム」の続編。
元刑事のセールスマン、カイル・ハイドとなって、
立ち退きが迫るアパート「ケイプ・ウェスト」に住む人々の
後ろめたい過去を紐解きながら、父親の死の真実を暴け。

相変わらず雰囲気のいいゲームである。
独特の味がある絵作りと音楽のセンスは本当に素晴らしい。
これを味わうためのゲームと言っても良いくらいだ。

ストーリーは、前作を遊んでなくても楽しめる作りだが、
どうしても前作のネタバレに触れてしまうところがあるので、
出来れば先にプレイしておくことをオススメする。

ただ、個人的にストーリーは、前作のほうが面白かったと思う。
展開が素直すぎて、先が読めてしまうのだ。
やはりミステリーならば、そこは裏切って欲しい。
(お話自体は面白いものになってると思う)

ゲーム部分は、全体的にブラッシュアップが図られており、
前作と比べて、随分と遊びやすくなっている。
インターフェイスも洗練され、快適なプレイ環境が整っている。
DSを縦持ちにして遊ぶので、融通の利かない部分もあるが、
それが特別ストレスに感じるようなこともない。
ゲームオーバーからのリトライポイントも改善され、
前作で感じた不満点は、かなり解消されていると言える。

ゲーム的に大きな変化が感じられないのは残念な点だが、
どちらかと言うと雰囲気を楽しむタイプのゲームだし、
ジャンル的なことを踏まえても、そこに噛みつくのは違うかな。

なので、謎解きはもう少し易しくても良いんじゃないか?
決して難しいゲームではないが、一部の謎解きだけ、
突出して難易度が高く、バランスが悪い。
特にChapter4で登場する謎解きは、ヒント無しでは厳しいのでは?
僕より若い世代のユーザーは、まず思い付かないと思う。
もちろん、そういうギミックもあって悪くはないのだけど、
これを発想力だけで解けというのは酷な気がする。
本編中に分かりやすくヒントを出しても罰は当たるまい。
遊ばせ方も下手糞で、相変わらず作りが荒っぽい。
(CING作品は総じて、この辺の作りが弱いのが欠点だな)

謎解き自体はユニークで面白いだけに、もったいなく思う。

小説の最後にある袋とじを開くとヒントが読めるアイデアは、
確かに面白いが、無理やり取って付けたようにも思えてしまう。
が、物語を小説化するという仕掛け自体は、とても面白い。

全体的によく出来ているが、それ止まりでもある。
とは言え、このゲームの魅力は世界観や雰囲気であり、
そこに関して不満はないので、前作のファンなら大満足だろう。
謎解きのバランスの悪ささえ、なんとかなればなぁ・・・・。

つまらないほど手堅く収まった続編。

▼ラストウィンドウ 真夜中の約束 攻略
[ http://games.gaym.jp/DS/lastwindow/ ]

KAY.Sak
レビュアー : KAY.Sak
好きなジャンル : RPG AVG 経営

★マークの数は基本的に適当。
オススメできると感じたものには7つ以上をつけてますが、
別のゲームとの比較差で多かったり少なかったり。
まぁ、あくまで目安ってことで。

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