2005年1月発売、「バイオハザード」シリーズ、ナンバリング4作目。
ゲーム性を一新し、ビハインドカメラから主人公レオンを捉えた、
サード・パーソン・シューティング(TPS)に変貌を遂げた。
銃を構えると赤く光るレーザーポインタが示され、
”狙って撃つ”楽しさを最大限に体感できる一作。
------ 【本気で殺しにかかってくる感】 ------
このゲーム自体、全編に渡って中弛みがないところが
最大の魅力であるのだが、中でもハイライトとなるのは、
ゲーム開始直後に訪れる村だろう。所謂、掴みの部分だ。
アクションゲームの開発者達は、だいたいステージ1を
最後に作るそうだが、おそらくそれに該当していたと思う。
プレイ当時は、知性があるかのように協力し、
レオンを追い詰めるガナードの集団にあまりにビビってしまい、
GAME OVER後にはリプレイを躊躇ってしまう程であった。
同じ恐怖感にしてもそれまでのバイオとは一味違う、
プレイヤーを”本気で殺しにかかってくる感”をここまで
感じさせられたゲームは、自身のプレイ歴では初めてだった。
上質なクオリティのグラフィックが織り成す臨場感、
豊富な動き、言葉を発する知性あるガナード達、
そんな鬼気迫る状況で鳴らされるチェーンソーの音・・・。
あらゆる要素が高次元で融合し、極上のサバイバル体験を
生み出した、この瞬間はゲーム史上でも記憶に残るシーンの一つだろう。
だからと言って出オチなんて事はなく、その後も本当に凄い。
------ 【新たな道を切り開いた会心作】 ------
本作の完成度は、とにかく圧巻の一言である。
最初から最後まで何かしらの敵、イベントがギッシリと
詰まっていて中身が濃い。そして、何気ないオブジェクトでも
小ネタが用意されていて、芸も細かく遊びの幅が広い。
GAME OVERの度にコンティニューが可能であり、
コンティニューを繰り返せば、自動で難易度が
調整される仕様。その際、デメリットは特にない。
周回プレイを見越した要素も充実していて、
一切の手抜き無しで練り上げられた情熱と技術が窺える。
日本人の手で開発されたことも改めて驚かされてしまう。
ただ、ゲーム初心者にもその恐怖、面白さを伝えた
初代バイオに比べ、プレイ感覚はややマニアックで、
ゲームファン向けのチューニングが比較的強く見られた。
アクション性も高く、いきなり様々な武器を扱うのは難しいだろう。
操作する上で、少しハードルは上がっているがPS2、GC、Wiiの
ハードを所持しているなら問答無用でお薦めしたいゲームだ。
射撃だけを存分に楽しめる「マーセナリーズ」なんてのも、
遊べるプレイヤーは延々と遊んでられるだろう。定価の価値は余裕である。








